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インタビュー

The DARARS・高木(Dr)インタビュー ──リモート時代のドラムトラック、15年後のビート

The DARARSのドラマー、高木さんに話を聞いた。東京在住、4人の中で唯一のリズム隊担当。リモート中心の制作環境で、ドラムという物理楽器をどう扱ったのか。

※本インタビューはMusicFree24/7編集部による創作の形式で構成されたコンテンツです。実際の発言ではありません。

リモート録音のドラム

—— ドラムは物理的な楽器で、録音環境の制約が大きいですよね。

「そう、ドラムは一番リモート向きじゃない楽器。生ドラムを録ろうとすると、防音環境、マイク、録音卓、全部そろっていないと成立しない。今回は、各自が自宅でそれをやるのは現実的じゃなかった」

—— どう解決したんですか。

「基本的には電子ドラム+プラグインで録って、仕上げの段階でドラマー視点から微調整する、という方向にした。完全な生ドラムではない。でも、そこはある程度諦めた。音源として成立する質感を作れれば、方法論は問わない」

今作のドラムアプローチ

—— 4曲それぞれでドラムの質感が違いますね。

「曲の性格に合わせて、ビートの重心を変えた。『Nice Lunch!!』はキックをやや前に出して推進力を出す。『bank3』はスネアを前、キックはやや引っ込ませて低音の圧を大塚のベースに任せる。『ダウジング』はほとんど叩いていない。音数を極限まで削った」

—— 『newscrap』はどう考えた?

「あれは反復の曲なので、ドラムも基本同じフレーズを繰り返す。でも完全に同じだと退屈なので、細かいゴーストノートの位置を毎回変えている。聴き手は気づかないレベルの揺らぎを仕込んだ」

15年ぶりの叩き始め

—— 解散期間中、叩いていましたか。

「定期的に叩くような環境ではなかったけれど、時々スタジオで軽く触る、くらいはしていた。ただ、バンドのコンテクストで叩くのは本当に15年ぶりだった」

—— 戻る時、難しかったことは。

「フィジカルな部分。筋肉が落ちている。昔と同じテンポ・同じ強度で叩き続けるのは、正直、最初は辛かった。今はだいぶ戻ってきているけど、本番のライブに向けて身体を作るのは、若い頃にはなかった工程」

4人の距離感

—— メンバーが別々の都市にいることについて。

「寂しさはある。昔はスタジオで5時間喋って1時間演奏する、みたいな時間が普通にあった。今はデータのやり取りだけで、肉声の時間がない。でも、大人になったから、それはそれで気にならないとも言える」

—— 久しぶりに4人でライブをやってみて。

「3月21日のスタジオライブは、リハも直前の短時間でしかできなかった。でも、いざ4人で音を出すと、身体が先に覚えているものがある。頭で考えるより早く、音が合う瞬間がある。15年経っても、そこは変わらなかった」

次作への展望

—— 次の音源制作に向けて考えていることは。

「次こそ、可能ならどこかのスタジオに4人集まって、生ドラムで録ってみたい。完全にリモートで作るのは便利だけれど、やっぱり同じ空間で出す音の熱量は別物だから」

最後に

—— リスナーへ、ひとこと。

「ドラムの細かい揺らぎまで聴いてくれる人は少ないかもしれないけど、そこに色々仕込んであります。5回、10回と聴き返したときに何かが見つかる、そういう作品になっていればいいなと思う」

——ありがとうございました。

※本インタビューはフィクションです。詳細は免責事項をご覧ください。