The DARARSのベース/ボーカル、大塚さんに話を聞いた。メンバー唯一の大阪在住。新EP「MUNASHI」の低音がどのように作られたのか、そして大阪で暮らしながら東京・沖縄のメンバーとバンドを続けることについて──。
※本インタビューはMusicFree24/7編集部による創作の形式で構成されたコンテンツです。実際の発言ではありません。
低音の設計
—— 「bank3」のベースラインが強く印象に残りました。
「bank3はメロディ楽器としてのベースというより、空間そのものを作るベースを意識した。ルート音をひたすら置くんだけど、そのルートの持続感がリフ全体の土台になるように、音程ではなく持続時間をデザインする感覚」
—— ギターやドラムとのバランスで工夫したところは。
「平井のギターは中域に寄る傾向があるので、ベースが低域を完全に担当する。ギターとかぶらない下のレンジで、自分の音が終わる境界を決めておく。そうするとギターも自由に動ける」
拠点が大阪であることについて
—— メンバーで唯一の関西在住ですが、やりづらさは。
「スタジオに集まって練習、みたいな工程は完全に無理なので、練習というもの自体が無い。本番が近い時だけ短期間で合わせる。通常は、各自が家で自分のパートを作って、データでやり取りする」
—— 関西にいることで得られることは。
「東京とは違うテンポで生活できる。音楽を作るのに、いつでも集中できる環境がある。あと、家賃。これは大きい。機材を置ける広さの部屋を確保できるのは関西のありがたさ」
ボーカルとしての立ち位置
—— 平井さんも伊藤さんもボーカルを取りますが、ハーモニーの分担は。
「基本は平井がメインで、僕と伊藤が場面で割り込んでくる。僕の声は低めなので、上のメロディをダブる時はオクターブ下で重ねることが多い。主張しすぎず、でもいないと寂しい。そういう立ち位置を意識している」
15年のブランクについて
—— 解散期間中、音楽を続けていましたか。
「個人的に楽器は触り続けていた。ただ、バンドという形で人と音を合わせる機会はなかった。一人で音を出すのと、4人で音を合わせるのは、本当に別の運動。だから、復活の話が出た時は、正直ちょっと怖かった部分もある」
—— 戻ってみての感触は。
「案外、身体は覚えていた。15年のブランクで衰えたものももちろんあるけれど、逆に、その間に別の経験で拾ってきたものが音に乗る。若い頃にはなかった厚みが、結果的に自分の低音に出ている気がする」
日常と音楽
—— 普段の生活の中での音楽との距離感は。
「昔は、起きている時間すべてを音楽に使う、みたいな生活だった。今は違う。仕事もあるし、生活もある。でも、だからといって音楽への熱量が下がったわけじゃない。むしろ、時間が限られているからこそ、音楽に向き合う時間の密度が上がった」
次作への展望
—— フルアルバムの予定は。
「まだ未定。今回のEPの反応を見ながら、じっくり考えたい。焦って作る必要はないし、こちらには15年分の蓄積がある。出す時には、ちゃんと納得いくものを出したい」
最後に
—— リスナーへ、ひとこと。
「4曲20分、通勤の片道で聴ける長さです。僕の低音が地面の役をしているので、イヤホンで、できれば低音が鳴る環境で聴いてほしい」
——ありがとうございました。
※本インタビューはフィクションです。詳細は免責事項をご覧ください。
