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Information 【編集部ノート】「MUNASHI」を繰り返し聴いて見えてきたこと ──20分のEPと1ヶ月の対話
インタビュー

The DARARS・平井(Vo, Gt)インタビュー ──「反復するけど同じではない」リフの美学

新EP「MUNASHI」リリースから1ヶ月。The DARARSのギター/ボーカルを務める平井さんに、今作のサウンドメイキングについて話を聞いた。リフの作り方、機材の変化、15年のブランクを経た今の音との向き合い方──。

※本インタビューはMusicFree24/7編集部による創作の形式で構成されたコンテンツです。実際の発言ではありません。

ギターリフはどう作られたか

—— 新EPの「Nice Lunch!!」のリフは、シンプルに見えて実は複雑な構造を持っていますね。

「最初に思いついたのは本当に3音のフレーズだった。でもそのまま繰り返すと退屈になる。そこで、1周目と2周目でほんの少しずつタイミングや音価をずらしていくアイデアを試した。人間の耳は、完全に同じものが2回続くと飽きる。でも微妙に違うと”気づかない違和感”を感じる。そこを狙った」

—— 本作の4曲すべてに共通する作り方ですか。

「どの曲も『反復するけど、同じではない』というのが通底していると思う。昔から意識していたアプローチではあるけれど、今回は自覚的に追求した」

機材と作業環境

—— 今回はメンバーが拠点を異にした状態で作ったと伺いました。

「高木は東京、大塚は大阪、伊藤が沖縄、僕も東京。昔と違って、今は全員が同じスタジオに集まって一発録りというスタイルではない。僕もメインの作業は自宅で完結している」

—— 15年前と比べて、機材セットは変わりましたか。

「劇的に変わった。2011年頃までは、コンパクトエフェクターを並べたボードで音を作っていた。今はほとんどパソコンの中で完結している。プラグインとオーディオインターフェース、あとはメインギター1本とバックアップ1本、それだけでも十分仕事になる」

—— 音色作りのアプローチも変わった?

「昔は”音を足す”方向で作っていた。ディストーション、コーラス、リバーブを重ねて重ねて、最終的に巨大な塊を作るという発想。今は逆。最低限の素材から、どこまで引き算して成立させるかを考えている」

レコーディングのスタイル

—— 各メンバーが離れた場所で録ることの難しさは。

「確実にある。お互いの呼吸やタイム感を直接調整する機会が失われる。でも、逆に得たものもある。各パートを独立した状態で何度も聴き直せる。気に入らなければ録り直せる。昔のスタジオ録音では一発録りで妥協していた部分を、今回は納得いくまで詰められた」

リフの発想法

—— 日常生活の中でリフは浮かんできますか?

「浮かばない。机に座って、ギターを持って、集中しないと出てこない。若い頃はシャワーを浴びている時にメロディが浮かんだなんて話をよくしていたけれど、ある程度の歳になるとそんなことは起こらない。きちんと時間を確保しないと、何も生まれない」

—— その姿勢は以前と違いますか。

「全然違う。20代の頃は、生活のすべてが音楽だった。寝ても覚めてもバンドのことを考えていた。今は完全に仕事モードで、時間を区切って作る。でも、その切り替えができるようになったからこそ、15年ぶりに音楽に戻ってこれた気がする」

「Nice Lunch!!」のMV

—— 先日「Nice Lunch!!」のMVが公開されましたね。

「映像になると、曲の別の側面が見えてくるのが面白い。音源を作っているときには意識していなかった”空気感”のようなものが、映像と組み合わさると突然立ち上がってくる」

最後に

—— 新作を聴くリスナーへ、ひとこと。

「4曲で20分足らずの短い作品です。コーヒーを1杯飲む時間で通して聴ける。それで何か感じるものがあれば、それが答えです」

——ありがとうございました。

※本インタビューはフィクションです。詳細は免責事項をご覧ください。