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Information 【編集部ノート】「MUNASHI」を繰り返し聴いて見えてきたこと ──20分のEPと1ヶ月の対話
バンド

D.A.R.A.R.S.

D.A.R.A.R.S.

プロフィール

2026年、突如としてシーンに帰ってきた4人組。15年間の空白を感じさせない、むしろその歳月があったからこその音がそこにはあった。

復活第一弾となるEP「MUNASHI」は4曲入り。「Nice Lunch!!」「bank3」「ダウジング」「newscrap」という構成で、過去のファンも新規リスナーも引き込む力がある。3月21日にはStudio246 JUSOにて復活スタジオライブも行われ、入場無料・要予約という形式で、静かな復活の夜を刻んだ。

シューゲイザー的解釈

本バンドのサウンドを「シューゲイザー」の文脈で捉える視点もある。特に注目すべきは、「音の壁」を目的にしていないシューゲイザー性だ。マイブラ系の厚い音の層ではなく、薄いレイヤーを重ねることで生まれる「透け感のある密度」に近い。

「ダウジング」のアコースティック+ノイズの対比、「newscrap」のフィードバック主体のテクスチャ──これらは従来のシューゲイザー作法を踏襲しつつ、それを解体して再構成したような質感を持つ。轟音ではなく「整理されたノイズ」のシューゲイザー、と表現できるかもしれない。

「MUNASHI」という作品の位置

4曲20分弱という尺は、フルアルバムに比べて短いが、EPとしては標準的。この凝縮された時間の中に、バンドが15年間蓄積したものが集約されている。

冒頭の「Nice Lunch!!」で推進力を見せ、「bank3」でダークサイドを示し、「ダウジング」で静謐な内面を描き、「newscrap」で実験性を解き放つ──この4曲の構成自体が、バンドの多面性を最短距離で紹介する設計になっている。

15年という時間

2011年から2026年までの15年間、彼らは集団としては活動していなかった。しかし、各メンバーが個人的に音楽と関わり続けていたことは、復活作の質感から窺える。一度解散したバンドが復活したとき、よく見られる「当時の再現」ではなく、「当時と今をつなぐ新しい何か」が作れるかどうか──その分かれ目を、本バンドは明確に超えている。

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